薬剤師の方から「異業種に薬剤師として転職したいけど難しそう」「異業種で働く薬剤師の業務が詳しくわからない」といった悩みをよく聞きます。
正直、異業種で働く薬剤師の数は少なく、情報も少ないのが事実です。ほとんどの薬剤師の方は、調剤薬局やドラッグストアで働くことが多いためです。
異業種の薬剤師について詳しく知りたい方のために、この記事では薬剤師が異業種に転職するための全てを薬剤師転職に特化したプロが解説いたします。
このページの後半では、薬剤師の方が異業種に転職する際に利用するべき転職サイトもランキング形式で紹介していますので、是非最後まで御覧ください。
ぶっちゃけ話1つの転職サイトに登録して終わりだと思っていませんか?実は、サイトによっては連絡の頻度や傾向など、合う合わないがとても大きいです。
そのため、複数の転職サイトに登録し、サービスの使い心地や担当者との相性を確認することがストレスなく転職活動を進める近道です。
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記事の目次
薬剤師の異業種はどんなものがある?
薬剤師の仕事というと、調剤薬局やドラッグストア、病院といった職場が一般的です。ほとんどの薬剤師の方は、調剤薬局やドラッグストア、病院で働いており、多くの薬剤師転職サイトにもそれらの転職情報が中心に扱われています。
しかし、実際には「調剤薬局やドラッグストア、病院以外で働きたい」という薬剤師の方は非常に多いです。
実は「薬剤師」という資格をもっているだけで幅広い職に活かせることができます。
特に企業への転職であれば、MRやDI・学術業務などの専門職の職に就くことが可能です。
企業以外にも探してみれば、「学校薬剤師」「在宅薬剤師」など様々なフィールドで活躍することができます。
薬剤師の資格があれば、ご自身の働き方や求めている職場環境、年収などに見合った職を選ぶことができるでしょう。
以下に薬剤師の異業種について詳しくまとめました。
治験コーディネーター(CRC)
治験コーディネーター(CRC)の仕事内容は、その名の通り、治験を行う業務です。治験に関わる医師やスタッフ、患者さんなどに薬の情報説明や治験の内容を説明する必要があります。
医師やスタッフだけでなく、実際の患者へも接する機会があるため、コミュニケーション能力が求められる職種といえるでしょう。
過去は、薬剤師ではなく病院内の看護師などが行ってきましたが、近年、治験の現場において薬剤師としての専門的な知識が求められるようになり、治験コーディネーターの需要が高まってきています。
すでに欧米では、重要な職種と位置づけられており、将来性も高い職種です。

病院内部の方や患者とのコミュニケーションも必要で、看護師や医師への説明もよく行うため、色々な方とのつながりが増える仕事でもあると言えますね。
製薬会社のMR
MRとは、(Medical Representatives)という医薬品の営業職のことです。調剤薬局や病院などを訪問し、医師、薬剤師に対して自社の医薬品の情報を提供をするといった仕事内容です。
医薬品に関する新しい情報も随時取り入れる必要があり、新しく知識を学びたいという方にはおすすめです。
一般的に他の職種と比べて年収が高い傾向にあり、高い所だと年収1,000万円を超える所も存在します。ただしその分、営業業務がかなり大変だったりとストレスが溜まりやすい環境でもあります。
「とにかく稼ぎたい」「営業が苦ではない」という方にはおすすめです。
他にMSという医薬品や医療機器などを調剤薬局や病院に販売するといった職種もあります。

また、薬剤に関する知識をアップデートする必要があります。大変ではありますが、薬剤師としての知識をより鍛えることができます。自身の薬剤師としての能力を高めることができるのでキャリアアップしたい方にも最適な職種です。
DI・学術業務
DIは(drug information)のことで、医薬品のプロとして、医薬品に関する情報収集や情報提供を行う業務です。
関連している医薬品情報に精通している必要があり、膨大な情報を処理するため、情報収集能力が求められます。また、その情報を伝えるためのライティングスキル、海外の文献を読む・発信する際の英語力も求められます。
かなり大変ですが、その分、達成感の得やすい職種でもあります。
管理薬剤師がこのDI・学術業務を行うこともあります。最近ではDI・学術業務を外注化している企業も多いようです。

常に新しい知識を学びたいという方にとって向いている職種といえるでしょう。仕事は忙しいですが、かなりやりがいを持って取り組める職だと思っています。
製薬会社の研究・商品開発
名前の通り、製薬会社での新薬の研究や新しい商品開発を行うといった業務です。年収も高く、労働条件も良い理由から人気の高い職種となっています。
新たな医薬品を開発して世に貢献するという仕事内容から達成感も得やすい職ですが、転職するのにはかなり難しい職種といえます。
特に研究職は、実績のある経験者を多く採用する傾向があり、未経験者の方がいきなり研究職に転職することは難易度が高いでしょう。

私の場合、製薬会社の管理薬剤師からの転職に成功しました。研究職は狭き門のため、実績とスキルが必要となります。一般企業で経験を積みながら、研究職を狙うのがおすすめです。
化粧品メーカー
仕事内容としては、化粧品の成分を開発したり、皮膚への安全性・副作用の有無の研究、薬事申請などを行います。薬剤師としての専門的な知識が必要となってきているため、今まで培った薬剤の知識が十分活かせる職場です。
主に研究開発・管理部門の2つの職種が存在します。
研究開発:新製品の作成や臨床試験などを行います。特に化粧品は成分の安全性に注意が必要なため、より正確な仕事が求められます。
管理部門:自社の化粧品の安全性の証明・販売許可の申請手続きを行います。また、取扱う商品も化粧品だけでなくサプリメントや日用品まであり、幅広い知識が必要となります。

化粧品に興味のある方にとってはおすすめの職種ですね。職場環境もかなり働きやすく、条件も良いのでこの職場を選んで正解だと感じています。
公務員薬剤師
国、または各都道府県や市町村の自治体に属して働く薬剤師のことを公務員薬剤師と呼びます。国家公務員薬剤師と地方公務員薬剤師の2つに分かれていて、前者は厚生労働省などの国家機関、後者は公立病院・研究所での勤務が多いです。
公務員薬剤師には様々な職場があり、多様な働き方をすることができるのが特徴です。
例えば、以下のような職場があります。
公立病院:公務員薬剤師の方で一番多いのが国立や県立などの公立病院での勤務です。職場は基本的に病院ですが、なかでも急性期病院で働くことになります。急性期病院は、24時間体制で行う病院であり、急な症状や重篤な病気に対する対応を行います。そのため、かなり専門的な知識を求められ、緊迫感も高いです。キャリアアップをしたいという方にとっては最適な職場でしょう。
保健所:地域自治体に属し、その地域の住民への検診、アドバイスなどを主に行います。病気が流行った際の地域の対策や調査などもするため、地域との密着度が高い職場です。美容院や飲食店への衛生検査なども行います。
衛生研究所:地域の衛生環境について研究や安全管理を行う機関です。何か感染症などの問題が発生した際には、衛生研究所が調査・研究を行います。例として、食中毒が発生しないようにするための調査などを実施して、事前に保健所に知らせます。

ちなみに公務員薬剤師になるためには、薬剤師免許の他に地方自治体が実施する試験にも合格する必要があります。きちんと準備が必要となりますので、事前に試験対策をしてください。
学校薬剤師
学校薬剤師の現場です。まず、学校薬剤師は学校の非常勤として、学校内の衛生環境の維持するための仕事を行います。例えば、水道水が安全かどうかをチェックしたり、給食で食中毒が起きないように施設の衛生状況をチェックしたりします。
大学以外のすべての学校で義務付けられており、需要が高まっている職種です。
また、最近では薬物乱用防止の教育の重要性が高まっているため、学校薬剤師として薬物について生徒に教育をしていくことも求められます。
誰でも学校薬剤師になれるといったわけではなく、薬剤師免許に加えて、学校教育に対する正しい理解や人間性を求められます。ですので、薬剤師として勤務経験を持った後に、公衆衛生の知識や学校教育についてのスキルを身に着けていくことが大切になります。

学校薬剤師になりたい方は、薬剤師としての知識だけでなく、教育の上手さも求められると考えています。
在宅薬剤師
最近では、医療の現場は、病院から在宅へと移り変わっている傾向にあります。
在宅医療の薬剤師としての業務としては、介護施設や個人宅等に訪問して薬の配達や服薬支援を行います。患者が簡単に薬を服用できるような服薬の支援や薬の残りを管理するというような業務です。在宅薬剤師のサポートによって、患者とその家族の負担を減らすことができます。
がん終末期を在宅で過ごそうとする患者さんも増えており、薬剤師の関わりを求める現場も広がっています。医師への医療用麻薬の提案や使用の管理など、薬剤師だからこそできる薬管理は重要な仕事のひとつです。
参考:薬キャリAGENT
上記の表は、在宅患者が普段服薬している薬の受け取り方法の割合の表です。見て分かるように、在宅薬剤師はすでに2番目の多い方法となっているため、需要の高さが伺えます。
今後どんどんニーズが高まっていく職種でもあるので、是非検討してみると良いでしょう。

特にこれからの時代、高齢化した人が増えていき、在宅で治療を受けたいというニーズも拡大していきます。ですので、在宅薬剤師の価値はより一層高まっていくと予想されます。困っている患者やその家族の力になれるという働きがいもあるので、誇りを持って働くことができています。
薬剤師が異業種へ転職するメリット
では、薬剤師の方が異業種へ転職する際のメリットとしてどのようなものが挙げられるのでしょうか?
メリットは以下の通りです。
- さらなるキャリアアップができる
- 調剤以外の業務で働くことができる
- 職種によってはかなりの高収入
それぞれ解説していきます。
1.さらなるキャリアアップができる
1つ目のメリットとして、さらなるキャリアップができるということです。基本的に薬剤師の異業種の業務は高度な知識を求められることが多く、自分自身の薬剤師としての能力をより高めることができます。よって、自分自身の市場価値を高めることに繋がり、キャリアアップしやすくなります。
また、薬剤師として企業や地方自治体と関わっていくことが増えるので、新たなキャリアを築くことも可能です。
2.調剤以外の業務で働くことができる
2つ目のメリットとして、調剤以外の業務をすることができるという点です。
薬剤師の多くは、調剤薬局やドラッグストアで調剤や商品の販売をすることが一般的です。それらの業務以外にバリエーションがあまりないため、「仕事にやりがいを感じない」「毎日同じ業務でつまらない」というような話もよく聞きます。
一方、異業種の薬剤師であれば調剤以外の業務を行うのが一般的であり、様々な業務を任されます。調剤薬局やドラッグストアでは経験できないような業務を行うため、自らの可能性を広げることができます。
「新しい挑戦をしたい」「自らの薬剤師としてのキャリアを広げたい」という方からの人気が、異業種の薬剤師の場合高いです。
3.職種によってはかなりの高収入
3つ目のメリットとして、行う業務にもよりますが、企業や自治体の薬剤師として働くことによってかなりの高収入が期待できます。
異業種で働く薬剤師の特徴として、最初の時期はなかなか年収が上がりづらく「ドラッグストアや調剤薬局よりも年収が少ない」なんてこともありますが、長期的に見たときに年収はかなり高くなっていて、将来性の期待できる職種といえるでしょう。
ドラッグストアや調剤薬局の年収が上がりづらいのに対し、異業種の薬剤師の年収は、勤務の年数や実績次第でかなり上がります。将来的に年収1,000万近くもらえることも少なくはありません。
「長期的な視点で高年収を得たい」「実力で勝負したい」という方に異業種で薬剤師として働くことはおすすめです。
薬剤師が異業種へ転職するデメリット
では逆に、薬剤師の方が異業種へ転職する際のメリットとしてどのようなものが挙げられるのでしょうか?
デメリットは以下の通りです。
- ある程度の薬剤師経験が必要な場合が多い
- 仕事によっては激務になりうる
- デスクワークが多い
それぞれ解説していきます。
1.ある程度の薬剤師経験が必要な場合が多い
まず1つ目のデメリットとして、ある程度の薬剤師としての経験を求められるということです。
異業種で働く薬剤師の業務は、高度な薬剤師としての知識を要するものが多く、経験も求められます。特に調剤の経験はあったほうが良いでしょう。
そのため、あまり薬剤師としての経験を積んでいない状態で異業種への薬剤師転職をしようとすると成功する確率は低くなります。
例えば、CRCやDIとして製薬会社で働きたい場合、数年は調剤薬局や病院などで調剤の経験を積んでから転職すると良いでしょう。
逆に、調剤の経験が十分にある方は、異業種への薬剤師転職の可能性がかなり広がります。転職エージェントなどを活用して、異業種への転職活動を成功させましょう。
2.仕事によっては激務になりうる
これは働く職場にもよりますが、仕事が忙しく激務になる可能性があるということです。
転勤や出張などの可能性もあるため、家庭を持っている方にとってなかなか難しいでしょう。
「家庭の時間を十分取れる」「プライベート時間を増やせる」と思って異業種の薬剤師の道を選んだものの、「実際に働いてみたら激務だった」なんてこともありえます。
どのような仕事内容でどのくらい忙しいのかをしっかりと調べて転職先を決めないと思い違いが起きてしまいます。
そうならないためにも、転職エージェントを利用して転職活動をすると良いでしょう。
薬剤師の転職であれば、以下の2つの転職エージェントがおすすめです。
3.患者と直接関わる機会が少ない
3つ目のデメリットとして挙げられるのが、患者と直接関わる機会が少ないという点です。
調剤薬局やドラッグストアでは、実際に症状に苦しんでいる患者に対応して話を聞いて解決するというような業務であるため、直接的に患者に貢献することができます。
しかし、異業種で働く薬剤師の場合は実際に患者に関わるといったことはほとんどなく、基本的にデスクワークでの業務になります。そのため、患者の方から直接感謝されるといったことが少ないのが事実です。
もちろん、間接的に患者の方に貢献していますが、やりがいを感じづらいことがデメリットです。
薬剤師が異業種への転職を成功させる3つのポイント
では、異業種の薬剤師の転職に成功するにはどうしたらいいのでしょうか?
そんな方に向けて、異業種の薬剤師の転職に成功するための3つのポイントをご紹介します。
ある程度のキャリアを積んでから転職
特に薬剤師が異業種への転職を目指す場合、薬剤師としてのキャリアをある程度積んでから転職を考えることをおすすめします。
理由としては、異業種の薬剤師の仕事内容はかなりの専門性を求められるからです。例えば、製薬会社の商品開発で働くにしても、ある程度の医薬品の知識がないと業務が務まらないことが多いです。
そのため調剤薬局や病院などで、なるべく調剤の知識を蓄えてから異業種への薬剤師転職をすると良いでしょう。
また、明確な将来のキャリア設定をしておくことも同様に大切です。
将来の方向性が明確でないまま転職活動を始めてしまうと、自分に合っていないような転職先に進んでしまう可能性もありえます。単純に、「今の職場が嫌だから」といって無計画に転職する事はおすすめしません。
ご自身で「どのような職種に進みたいか」、「5年後、10年後どうなっていたいか」などを突き詰めて考えて行くことで、納得のいく転職をすることができると思います。
注意事項として、転職活動を行う際には大まかなスケジュールを立てておくことをおすすめします。スケジュールを立てておくことでモチベーションの維持にも繋がり、転職活動がスムーズに進みやすくなります。短く見積もって2ヶ月、長く見積もって半年程を目安にスケジュールを立てておくとよいでしょう。人気のある良い求人は非公開で応募が終了してしまうことも多いので、優先的に紹介してもらえるようにアピールしましょう。
薬剤師転職に最適な時期
ちなみに、薬剤師が転職するのにはいつが一番適しているのでしょうか?
下記に薬剤師の月間求人数の推移の乗ったグラフを載せています。
参考:薬キャリAGENT
このデータを見てもらうと分かるように、6・7月、9・10月、12・1月の3つの時期が求人数が大きく増えていることがわかります。この3つの時期には退職者が多く出るので、その穴埋めとして求人数が多くなっています。
求人数が多い=転職者有利 ということなので、薬剤師の方はこの時期に転職すると良いでしょう。
複数の転職サイトに登録する
2つ目のポイントとして、薬剤師転職サイトを併用して使うようにすると良いでしょう。1つの転職サイトだけに絞ってしまうと当然、その転職サイトの情報だけしか得られず、他の転職者ライバルと差がつけられてしまいます。
ですので、なるべく多く転職サイトに登録することをおすすめします。後に、薬剤師の方に特化した転職サイトを5選厳選してランキング形式で掲載しているので、ぜひそちらを参考にしてください。
各サイトごとに特徴があり、あなた自身にあった転職サイトを選ぶことができます。
転職エージェントを利用する
3つ目のポイントとして、転職エージェントがついている転職サイトを利用することも大切です。転職エージェントとは、ただ求人を紹介するだけの転職サイトと違って、担当のコンサルタントの方が相談や様々なサポートを通して、あなたの転職活動をサポートしてくれます。
コンサルタントの方との相談を通して、普通では聞けないような内容な薬剤師の転職情報も聞き出すことができ、他の方より圧倒的に有利に転職活動を進めることができると思います。
ただ、転職サイトに登録するだけでなく転職エージェントにも登録して、薬剤師転職を成功させてください。
【関連記事】
・転職エージェントとは|利用方法や上手な選び方まで徹底解説
おすすめ薬剤師転職エージェント5選
では、ここからはおすすめの薬剤師転職エージェントを5つランキング形式でご紹介いたします。
転職エージェントごとにそれぞれ特徴がありますので、このサイトを参考にご自身に合ったエージェントを選ぶようにしましょう。
もっと薬剤師の転職に強い転職エージェントを知りたい方は以下の関連記事もぜひご覧ください。
>>薬剤師におすすめの転職サイトランキング
薬剤師転職サイト登録の流れ
エージェント型転職サイト
1.転職サイトの登録ページから登録
各転職サイトの公式ページから登録します。登録完了メールも確認しておきましょう。
2.キャリアカウンセリングの日程調整(電話もしくはメール)
登録後、数日以内に連絡があります。
10分ほどの簡単なヒアリングですが、明確な希望条件がある場合にはここできちんと確認しておきましょう。
忙しい方や遠方の方はオンラインでの面談や電話面談が可能かどうか確認しておくと良いでしょう。
3.担当者によるキャリアカウンセリング
キャリアカウンセリングはエージェントのオフィスに訪問する場合や指定の場所にきてもらう、電話のみで対応などの方法があります。
初回の面談では下記のような内容について聞かれるので考えておきましょう。
- 現在の転職市場についてレクチャー
- ご自身のキャリアの棚卸
- 転職理由のヒアリング
- 転職するうえでのご希望条件の整理
- ご自身の強みの棚卸
4.求人を紹介してもらう
キャリアカウンセリングの内容をもとに 担当者があなたに合った求人を紹介してくれます。
もちろんサイト内で気になる求人があった場合は自分からエージェントに相談することも可能です。
5.書類選考の対策などサポートしてもらう
気に入った求人があれば職務経歴書や履歴書の準備をします。
作成から添削までエージェントにアドバイスをもらうこともできます。
転職未経験の方はサポートのしっかりした転職エージェントに登録しておきましょう。
書類選考には通常一週間程度かかり、選考結果も転職エージェントから知らされます。
6.面接対策を受ける
書類選考通過後の面接日程調整もエージェントが代行してくれます。
面接に不安のある方、転職未経験の方はしっかり面接対策も受けておくと良いでしょう。
面接に同行してくれる転職エージェントもあります。事前に自分にあっている転職エージェントを探しておきましょう。
7.内定と退職手続きのサポート
内定の連絡もエージェントから知らされます。
内定後はエージェントが「年収の交渉」「入社までのスケジュール調整」「退職までの手続きサポート」なども行ってくれます。
サイト型転職サイト
1.転職サイトの登録ページから登録する
各転職サイトの公式ページから登録します。
同じ会社内でもエージェントや派遣登録などのページがあるので注意しましょう。
2.サイト内で求人を探す
職種や勤務地、希望の年収など様々な条件から求人を探します。
1つのサイトの情報ではなく、複数のサイトを併用することをおすすめします。
3.エントリーする
自分の希望にあっていると思った企業があれば自分で応募します。
サイト内から応募できます。
4.面接
エントリー後、サイトに登録した情婦などから選考が始まります。
面接に進んだ場合は企業から連絡があります。
5.内定
無事面接が終わったら企業からの連絡を待ちます。
内定後は転職サイトを通さず、直接企業とやり取りをする形になります。
薬剤師転職サイトの5つの活用術
1. 事前準備は入念に。
「転職したい!」という強い思いがあるうちに、事前準備を済ませておきましょう。
一番手間と時間がかかる事前準備。転職エージェントに頼ってみたり、転職サイトのコラムを読みながら準備を進めましょう。
- 自己分析をしておく
- 優先順位を考える
- 転職活動の見通しを立てる
- 資金計画を立てる
また、転職の目的に優先順位をつけることも大切です。年収をあげたい、雇用形態を変えたい…などです。自分のキャリアや将来についても考えてみてください。
転職活動に時間がかかればかかるほど資金的にも精神的にも余裕がなくなりやすいです。
事前にしっかり資金計画と転職活動の見通しを立てることで、不安を取り除いておきましょう。焦って転職してしまうと、自分の希望とはかけ離れた就職になりかねません。
2. 1つの転職サイトに絞らない
転職サイトにはサイトごとに強みや特徴があります。「求人数」や「求人の幅」に強みのあるサイトや「サポート」が得意なサイト、病院や企業などの求人が多いサイトなどがありますが、あなたの希望全てが揃っている転職サイトはなかなかありません。
そのため、「求人数の多い」転職サイトとあなたの希望に近いより特化型の転職サイトを同時に利用することをおすすめします。
また、転職エージェントであれば担当者やエージェントごとに合う合わないが出てきます。先にいくつか登録した中からあなたにあった転職エージェントを選ぶと良いでしょう。
3. [エージェント型] 転職時期は「すぐにでも」
転職エージェントとの面談では必ず希望の転職時期を聞かれます。その場合には少し時間をかけて転職活動をしたい場合にも「良いところがあればすぐにでも」と伝えることをおすすめします。
"良い求人を優先的に紹介してもらう"ためです。
転職エージェントも早期に売上に繋がりやすい、転職への熱意が強い方を優先して対応しています。そのため、転職時期はまだ考えていない…などと答えてしまうとすぐに転職したい方と比べると優先順位は低くなってしまいます。
また、人気のある良い求人は非公開で応募が終了してしまうことも多いので、優先的に紹介してもらえるようにアピールしましょう。
4. [エージェント型] 経歴やスキルは正直に伝える
一般的に登録情報ややり取りの内容は情報が残ります。後から「話が違う‥」などとなってしまうと虚偽報告をする人物として紹介してもらえる求人が限られてくる場合もあります。
入社後にご自身のスキルに合わない仕事を任されてしまった…などといったことがないようにするためにも正直に伝えることをおすすめします。
また、経歴や希望条件をまとめておくと、複数の転職エージェントを利用する場合にもスムーズに共有できますし、中身の濃い面談が受けられます。
5. [エージェント型] 担当のキャリアコンサルタントは変更できる
実際にやり取りをしてみると担当者に対し「うまく意思疎通ができない」「話しにくい」と感じることもあると思います。そのような場合には別の転職エージェントを利用してみるというのもおすすめですが、その他のサービスは使いやすい、他には無い求人があるなどといった場合には、担当のキャリアコンサルタントを変えてもらうというのもおすすめです。
どうしても相性などの問題もありますので担当変更はさほど大きな問題ではありません。ただし、頻繁に担当者を変えたり、あまりに失礼な態度をとってしまうと要注意人物とされてしまうこともありますので、注意しましょう。
薬剤師の異業種への転職|まとめ
この記事では、薬剤師転職に詳しいプロが薬剤師が異業種に転職を成功するためのポイントやノウハウをご紹介しました。
薬剤師の方は、特に職場や労働環境に悩みを持っていて、「転職したいけど不安」という方が多いです。しかし、実際には多くの薬剤師の方が転職に成功しています。
特に異業種への薬剤師転職は比較的難易度が高いので、「エージェント型」の転職サイトを活用することをおすすめします。
転職エージェントを上手く活用することによって、転職のプロによるアドバイスを受けることができるため、満足のいく転職活動をすることができるでしょう。
本記事でご紹介した薬剤師転職サイトの中から3社ほど登録し、実際に利用してみて、相性を確かめてみてくださいね。
きっと効率よく自分なりの転職活動を見つけることができると思います。
関東 | 東京 神奈川 埼玉 千葉 茨城 栃木 群馬 |
関西 | 大阪 兵庫 京都 滋賀 三重 奈良 和歌山 |
中部 | 愛知 静岡 岐阜 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 |
北海道 東北 |
北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 |
中国 | 広島 鳥取 島根 岡山 山口 |
四国 | 徳島 香川 愛媛 高知 |
九州 | 福岡 佐賀 長崎 大分 熊本 宮崎 鹿児島 沖縄 |