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日本の平均年収ランキングで、上位常連の「キーエンス」

では、実際に「キーエンスでの年収がどれほどもらえるのか」「他の競合企業の年収と比べてどうなのか」についてご紹介していきます。

でも、あまりにも年収が高いので、「業務量が多くなるのではないか?」「何かとんでもないことをやらされてしまうのではないか?」などの疑問点が出てしまいますよね。

当記事では、そういった疑問点の解消や、キーエンスの採用情報、キーエンスの内定獲得を勝ち取るために方法などをご紹介します。

キーエンスへの転職に強い転職エージェント

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【2020年 最新版】キーエンスの平均年収

ここでは、最新のキーエンスの平均年収をご紹介します。

2019年のキーエンスの平均年収は最高額の2110万円だったのですが、2020年6月に提出された有価証券報告書では、最新の平均年収は1839万円になっています。

業績が多少落ちたことにより、昨年と比較して271万円ほど平均年収が少なくなったものの、依然としてキーエンスの年収は高いことがわかります。

そういったキーエンスですが、20代で早くも年収が1000万円超えで、生涯年収は7億を超えるとも言われています。

なので、高収入を狙っている方は非常におすすめの企業と言えます

キーエンスの年収が高額な秘訣とは

キーエンスが何故高い年収を維持をすることが可能なのか、それはキーエンスの経営法にあります。

キーエンスは、自社工場を持たずに製造業をするファブレス経営です。
そのため設備投資やランニングコストをカットすることが可能なのが、高収益、高年収の維持につながっています。

営業方法に注目すると、クライアントの話に耳を傾け、徹底的にヒアリングをする、コンサルティングセールスが売りです。
クライアントの潜在ニーズを追い求めてFAセンサーをはじめ精密機械の製品開発を行っているので、キーエンスの新製品の7割は業界初で、「世界初」「世界最小」などの付加価値のある製品力が強みでクライアントに支持される製品を作り出しています。

キーエンスは基本的にクライアントに直接訪問する、直販体制なので、手数料を取られることなく、メーカーにも関わらず利益率は50%以上でます。
製造業のほとんどの企業は営業利益率が5%未満の企業がほとんどの中で、社員が2000人以上も在籍しながらこの数字を出すことは目覚ましい事です。

こういった経緯もあり、利益が社員に還元され、高年収を維持することが大事です。
さらに、基本ボーナスの他に企業の業績に応じたボーナスがあることも、高年収を維持できる理由です。

高年収・キーエンスへ転職する方法

キーエンスへの転職を勝ち取る方法は、転職エージェントの活用です。
転職エージェントを活用すべき理由に以下の3つが挙げられます。

キーエンス転職エージェント活用法

  • 業界/企業に合わせた対策(書類・面接対策)をしてもらえる
  • エージェントしか持っていない非公開求人を紹介してもらえる可能性がある
  • 条件アップなどの待遇面の交渉をしてくれる

ここからはこの3つのポイントについてご紹介します。

業界/企業に合わせた対策(書類・面接対策)をしてもらえる

転職エージェントはこれまで数多くの転職希望者を採用の成功に導いており、「キーエンス」クラスの企業規模であれば、内部選考を突破するためのノウハウを持っています。

具体的に、過去にどういった人が採用を勝ち取り、どういった人が落ちたのか、またその際どういった質問がきて、どういった回答をしたか、などのデータを大手のエージェントだと持っています。

そういったデータをベースにした面接対策や志望動機の記入法などをあなたと一緒になって考えてくれます。

転職エージェントによっては面接担当者の名前やどういったタイプの人間か、担当者が好む人物を事前に教えてくれるケースもあるので、他の候補の方より有利に面接に臨むことが可能です。

エージェントしか持っていない非公開求人を紹介してもらえる可能性がある

転職エージェントは、転職サイトや企業採用ページに記載されていない「非公開求人」をたくさん持っています。

大手の転職エージェントともなると、キーエンスの非公開求人を持っている可能性が大いにあります。

また、非公開求人の募集が出ていなくても、あなたが素晴らしいスキルやキャリアを持っていれば、「こういった候補者の方がいるんですが、採用してみませんか」と転職エージェントが企業側に提案する事もあります。

公式サイトや転職サイトなどをチェックして「特に行きたい企業がない」と感じたとしても、一度転職エージェントに相談してみて非公開求人をチェックしてみることをおすすめします。

条件アップなどの待遇面の交渉をしてくれる

年収交渉は個人だとしにくいので、行うタイミングがわからず、交渉ができない事が圧倒的に多いです。

理由としては、個人から応募してしまうと最終面接の場で、入社同意書を記入させられてしまうからです。

転職エージェントを活用すると、最終的な答えは、面接後にエージェント経由で交渉するのでその際に自分の希望を伝えることが可能です。

転職するのであれば少しでも良い条件で転職しましょう。

非公開求人とは

    企業戦略によりあえて公開せず、こっそりと採用強化したい企業がエージェントにお願いする求人の事
    待遇面やポジションも好条件の事が多く、公開すると応募が殺到してしまう恐れがあるので、あえて非公開にしてるケースが多い

キーエンスへの転職に有利な転職エージェント

キーエンスへの転職を強く希望される方は、転職エージェントの活用をおすすめします。

転職エージェントは、キーエンスが現在どういった人材を欲しているかを見極めた上で、書類添削や面接対策を行ってくれます。

また、転職エージェントの持つ8割以上の求人は、一般に公開されていない非公開求人です。

転職エージェントを活用することによって、求人サイトでは見つけられない求人に巡り合えるという点でも登録しておくことをおすすめします。

ただ、キャリアアドバイザーのスキル・経験によって違いが出てきますので、できれば大手転職エージェントに2~3社、特化型エージェントに1社の登録がベストです。

1. リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト

おすすめ度:
公式サイト: https://directscout.recruit.co.jp/

リクルートが運営する、ハイキャリア転職に特化したヘッドハンティングサービスです。
公開求人数は5万件を超え、全国に対応しています。

待つだけで高収入求人を紹介してもらうことが可能で、コンサルタントを自分で選び相談することができます。
また、転職決定年収平均925万円以上※とかなり好条件で、年収800万〜2,000万円の求人が多数掲載されているため、さらなるキャリアアップや高年収を狙う方はおすすめです。
その反面転職市場での価値が低いとスムーズな転職ができない可能性もあります。

通常の転職エージェントのように応募後のサポートなどはなく、登録後はスカウトを待つだけなので、早く転職活動を進めたい方はいくつかのエージェントに登録しておくことをおすすめします。

※2022年度実績:2022年4月~2023年の間にレジュメ登録があった年収750万円以上のサービス登録者

タイプ:「サイト型」転職サイト 
※スカウトサービス・相談可能
対応エリア:全国
公開求人数:53,792件

(出典:公式サイト

>>リクルートダイレクトスカウトの評判・口コミ

2.リクルートエージェント


リクルートエージェント

おすすめ度:
公式サイト: https://www.r-agent.com/

リクルートエージェントの最大の強みは業界トップクラスの求人数を保有し、転職支援実績も豊富である点。

求人業界トップのリクルートが運営していますので、登録者が多く、非公開求人もトップクラスの多さの転職エージェントです。
「他の転職エージェントにはない求人があった」「さまざまな職種の求人があるので選択肢が広がった」「年齢や職歴の面で転職活動に難しさを感じていたが、求人数が多いのでたくさんの企業に挑戦することができた」などの口コミがありました。
ただ、アドバイザーのサポートは少しドライな印象を受けたという口コミも多かったので、他のサポートが充実したサービスとの併用という形をおすすめします。

タイプ:「エージェント型」転職サイト
対応エリア:全国
公開求人数 :365,610件
非公開求人数:268,817件
※2023年3月30日時点

(出典:公式サイト

>>リクルートエージェントの評判・口コミ

3.doda

doda

おすすめ度:
公式サイト: https://doda.jp/consultant/

転職サイトでも有名なdoda(デューダ)。人材大手のパーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営しており、業界トップクラスの転職エージェントです。

求人の量・質ともに満足度の高いのが特徴で首都圏だけでなく地方にも対応しています。
とにかく求人が豊富なので高齢での転職や他の転職エージェントでは断られるような場合でもdodaでは案件があった!との口コミもありました。

タイプ:「エージェント型」転職サイト
対応エリア:全国
求人数:約200,000件(非公開求人含む)
※2023年3月時点

(出典:公式サイト

>>dodaの評判・口コミ

キーエンスの平均年収について

有価証券報告書をもとに2014年~2020年までの過去6年間の推移をまとめました。

キーエンス平均年収過去6年間推移

2015年 1648万円
2016年 1777万円
2017年 1861万円
2018年 2088万円
2019年 2110万円
2020年 1839万円

 

2014年から2019年までずっと平均年収は増え続け、2019年には2110万円に最高額を更新しました。
2020年には1839万円まで落ちてしまいましたが、これは売上高が減少した影響があるからです。

キーエンスの年収と競合他社と比較

ここではキーエンスとその他競合他社を比較しました。
結果は以下の通りです。
キーエンスと競合他社の年収比較

このグラフを見てお分かりの通りキーエンスの年収額が他の競合他社よりも頭一つ抜けています。
このグラフで最も低い京セラとは約1100万円以上差があります。
やはりキーエンスの年収額は業界内においてダントツでトップであることがわかるデータです。

キーエンスは上場企業の中でもトップクラスの年収

各有価証券報告書やUlletの数値を見てみると、最新のキーエンスの年収額は上場企業のなかでもトップクラスの年収の高さを誇ります。

年収ランキング上位には総合商社や主要テレビ局をはじめ、名立たる企業がランキングに並ぶ中、キーエンスも常連になってきました。

高額の年収の秘密には、年4回のボーナスが支給される給与形態が理由にあります。

この給与形態について次の章で詳しくでご紹介します。

キーエンスの年収が高いのは年間4回のボーナス支給

キーエンスが高年収である理由として、年4回(3月・6月・9月・12月)のボーナスの支給があります。

この四半期ごとに支給されるボーナス額は、その経営状況によって左右される業績連動型です。

またキーエンスの場合だと、先述の通り、会社の営業利益の10%がボーナスとして社員に支給されるシステムを取り入れています。

例に挙げると仮に営業利益2000億だったとして社員数が2000人の場合、ボーナスは単純計算で「2000億×10%÷2000人」で1人あたり1000万円になります。

要は約2000万円の高額年収を大きく占めるのは、業績とボーナスの影響ということです。

現に2019年3月期の賞与引当金は約101億円と、非常に多くの予算を投じています。

直近だと新型コロナウィルスの影響で業績が落ちてしまったキーエンスですが、また持ち直し、今後も高額な年収額を維持するでしょう。

初任給は他企業に比較してもほぼ変わらない

「キーエンスクラスの年収の企業だと、初任給も高いんだろうな」と感じられますが、実際のキーエンスの初任給は他の大手企業と対して変わらない額です。

キーエンスの初任給実績

  • 修士了:22万5000円
  • 学部卒:20万5000円

これは、他の大学修士の平均は23万8900円、学部卒の平均は21万200円とキーエンスより高いです。

これは、キーエンスの年収が、いかにボーナスに左右されているかがわかるデータです。

キーエンスの年齢別年収額

キーエンスの年収の特徴の中で、他社と比較して大きく違うのは若いうちから多額の給与を受け取ることが可能なところです。

次にキーエンスの年齢別の年収額のことについて、詳しくご紹介します。

年齢別キーエンスの年収

  • 20代:1000万円
  • 30代:2000万円
  • 課長クラス:3000万円

20代:1000万円

キーエンスは営業実績やボーナスの金額次第で、20代で年収1000万円到達できます。

20代で1000万円プレーヤーになれる理由としてはやはり業績連動型による賞与です。

社員であれば年齢関係なくボーナスは出るので、業績によってはボーナスだけで1000万円稼げるので、社員のモチベーション向上にもつながりますよね。

今年は新型コロナウィルスの影響で業績を落としましたが、それまでは順調に業績アップしていましたので、大卒1年目でも1000万円近くの年収も可能な仕組みになっています。

30代:2000万円

キーエンスは30代になると、平均年収2000万円越えに到達します。

キーエンスは意外にも年功序列が根強い企業なので、勤続年数が長ければ長い程得られる年収は上がっていきます。

キーエンスでたくさん稼ぎたいという方は長くキーエンスで勤務することをおすすめします。

課長クラス:3000万円

キーエンスは昇格して課長クラスになれば、年収が3000万円越えと言われています。

キーエンスは役職が上がれば上がるほどボーナスが上がるので、課長ともなれば、社内でも非常に高給取りになります。

昇格が早い人だと、40代までには順調に昇格して、3000万円稼ぐことも夢ではありません。

キーエンスの口コミ・評判

ここでは実際にキーエンスで勤務している方の口コミや内部情報をまとめました。
是非参考にしてみてください。

キーエンスのワークライフバランス

キーエンスのワークライフバランス

  • プライベートと仕事のオンオフがつけやすい
  • 平日は多忙で、プライベートの時間は取れない
  • 有給は取得しにくい
  • 21時まで勤務するのが基本

平日は驚くほど多忙だが、半年に一回の土曜日出勤を除いたら土日はしっかり休日が取れて、持ち帰り業務もないので、オンとオフがきっちり分かれているという意見が多かったです。

また企業ルールとして接待は一切禁止で、クライアントとのゴルフや飲み会などもないので、そのような事に時間を割かれることは一切ないようです。

有休については年4回しか取得できないシステムになっており、事前に取得申請していた日しか取得がしにくいので、急に休みが必要なときでも厳しいようです。

平日は朝8時前出社の夜9時過ぎの退社になってしまうので、平日にプライベートの用事を入れることが厳しいです。なので、平日は妥協して仕事に集中して、大型連休や三連休に海外旅行に行く社員が多いようです。

キーエンスの社風

キーエンスの社風

  • 行動管理が細かいところまでチェックされている
  • 徹底的に営業活動の合理化を目指す風土
  • 営業実績第一で非常に合理主義、成果主義
  • 細かい社内ルールが多い

社内に「できる営業マン」の理想像のデータが集められており、それに合わせた行動をすることを必要にしています。

なので型にはまりたい人には打ってつけの環境ですが、自分で伸び伸びと仕事したい人には向いていない勤務スタイルで、非常に堅苦しく感じるという意見もありました

行動時間や電話回数、メール回数といった記録にできるものはすべてデータ化され、営業車はGPSで管理されており、サボることは不可能という意見もありました。

どちらかという変化を嫌う社風であり、社員を徹底的に統一させ、無駄のないような会社運営を行う社風です。

他にも、営業力が大きい企業であり、社員の士気が非常に高く、管理が徹底されているので、他の営業の人に比べてサボりにくい環境であるという意見も多数寄せられました。

さらに、「時間の無駄遣い」にとても厳しく、ぼさっとしている人、無駄な雑談をしている人は皆無という意見も多数ありました。

キーエンスの成長開発・キャリア構築

キーエンスの成長開発・キャリア構築

  • 他社と比較して非常に高い営業スキルが習得できる
  • 徹底的な仕事の仕方が習得できる
  • 世にないものを開発するという意識を持つようになった
  • ストレス度の高い業務も乗り切るだけの我慢強さが身につく

キーエンスの魅力はやはり、他を圧倒する高い営業スキルです。

どの業界においても通用できる営業スキルが身につき、中でも新規開拓に関してはキーエンス独自の技術があり、扱う製品を問わず対応が可能で付加価値も非常に高いという意見が多数ありました。

なおかつ、キーエンスで得た営業技術は、一生の宝となると感じる方もいました。

その他には、単なる技術者であっても「高い利益を生み出す」というプライドを持ち、全社の営業成績が毎週全社員の前で発表されるため、自然に経営者目線やビジネス目線で物事を考えるスキルがついたという意見もありました。

また、開発と営業の距離感が近いので、開発者も顧客目線や営業目線で物事を判断することが可能になりました。という意見もありました。

キーエンスの入社後のギャップ

キーエンスの入社後のギャップ

  • 想像以上に泥臭い営業だった
  • 巷で噂される程、理不尽なことはない
  • 長時間労働以上に精神的にストレスが溜まる
  • 思った以上に合理主義を徹底されていた

イメージしてたような「スマートな営業」ではなく、意外にも「泥臭い営業」だったという意見がありました。

また、思った以上に転勤が多かったという意見もありました。もちろん地方にも営業所は存在するので、都市部で勤務したいという方は注意が必要という事です。

その他には、思っていた以上に精神的にも肉体的にも辛いが、それに見合った給与がもらえるので乗り越えられるという意見もたくさんありました。

さらに、拘束時間自体は長いものの、噂されるほどブラックではないという意見もありました。

平日も予定を立てて楽しみたい、業務中も適度に休憩したい、細かいルールに縛られず自由な働き方をしたいという方にはあまり向かない企業のようです。

キーエンスの退職検討理由

キーエンスの退職検討理由

  • 3~4年の転勤が継続的に続いたため
  • 習得できるビジネススキルが限られるため
  • 拘束時間が非常に長く、営業所により労働環境が違っているため
  • 3年以上勤務すると業務内容に変化がなくなり、飽きてしまった

業務負荷が非常に高く、また徹底したチェックされながら勤務しなければならないので、精神的にも肉体的にもストレスを感じたという意見がでました。

また、一生営業という仕事に特化したスキルや経験を築き上げるにはすごくいい環境ですが、世の中のビジネス全体に通用するスキルや経験としては物足りなさを感じ、退職を決意したという方もいました。

営業部から企画部や事業開発部へ異動することはほぼ不可能なようです。

他には営業の仕事は20半ばから30代前半くらいが一番スキルを発揮する事が可能で、ある一定までは業界の知識や機械の知識が身につくと、ひたすらボリューム営業になるので、若い人の方が有利という意見もありました。

まとめ

ここまで、キーエンスの年収についてのご紹介をしてきました。

年収において非常に満足度の高い企業ですが、部署によっては業務量が多かったり、部署単位で満足度が違う企業という部分もあります。

会社としてだけで判断せず、実際どんな環境で勤務するのか、部署レベルまでしっかり情報を収集して、その上でキーエンスへの挑戦をおすすめします。

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